中国依存脱却の米国

バイデン政権、懸念を払って厳しい対中国政策を連発している。バイデン自身というより政権チームがしっかりしているのだろう。
今度は、半導体やレアアースなど重要部材の調達・供給網の強化に乗り出し、有事や災害が起きても安定して入手できるような調達網の構築を目指す方針を発表した。対象品は半導体、蓄電池、医療品、レアアース-の4分野。レアアースは電気自動車などに使われる蓄電池や携帯電話といったハイテク製品に欠かせない重要素材だが、世界シェアの6割を占める中国が輸出品の統制を強化する構えで、安全保障の観点からも対立国の制裁に揺さぶられない安定した調達体制を築く必要があった。また新型コロナウイルス危機をめぐり医療品やワクチンを生産国が囲い込む動きがみられたほか半導体では世界的な供給不足が起き、一部の自動車大手で生産が停止。米国内で他国に過度に依存した調達網への危機感が強まっていた。
何度も書いてきたが、中国依存は日本とて切実な問題のはずだが、あろうことかトヨタは中国で蓄電池と電気自動車の開発を進めている。医薬品の中国依存も一向に改善されない。日本政府と経済界の意識が全く変わってこない。中国を離れて国内生産をもっと推し進めれば経済再生は出来ると思うが日本政府自民党の安全保障感覚の欠落、平和ボケは手の施しようがない。