今度のコロナ渦でマスクや体温計がことごとく中国に依存していた実態に愕然としたが、ワクチン開発も最先端医療国といいながらまことにお粗末だ。その理由①「予防接種禍」の帰結として国、国民、メディア、メーカー等があげて予防接種そのものについて消極的になり国内の開発製造力が極めて限定的になった。②感染症対策は国家の危機管理の問題でありワクチンは国と国民を守るための国防のひとつでもあるという意識が欠如している。と。要はこれまでの政府厚労省の怠慢ということだ。一連のコロナ騒動でどうあれ日本は三流国であったことが露呈、だから東京五輪で国威発揚を計る必要があったのだと皮肉りたくなる。
さてファイザー社製のワクチン接種がまもなく始まるが、その仕組みを知る必要がある。従来のタイプのワクチンは病原体を弱毒化したり増えなくしたりしたうえで接種し感染に備えていた。一方、今回のコロナワクチンはウイルスの遺伝情報の一部が含まれている。接種するとその情報をもとに体内でウイルスのたんぱく質がつくられる。これによって免疫細胞を活性化させ感染に備える。この開発には本物のウイルスは必要なく、ウイルスの遺伝子の配列さえわかれば短期間で開発を進められる。なんで日本にこんな発想ができない???
2月 16
2021
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