そもそもは7号機の安全対策工事が完了してその報告のため計画されたのだが、一部工事が終わっていなかったり、他人のIDカードを使って中央制御室に入った問題が発覚したりで工事完了報告どころではなかった。ましてコロナ渦の中の強硬?開催だから、会の運営自体に批判が上がり兼ねず、内心はヒヤヒヤしていたが杞憂に済んだ。
これまで20年ほど幾多の説明会を見てきた。一番記憶に残るのは勝俣社長(当時)が不祥事の説明に来られて、
(勝俣)「もし日本の電力が逼迫して電力供給が求められる状況にあり、地元の同意が頂ければ柏崎発電所の増設は考えられる」
(反対派は声を荒げて)「問題を起こしながら原発増設とは何事だ!!」
(勝俣 平然と)「日本が原発を必要とし、さらに地元同意が得られればと申し上げたはず」
これには反対派は黙るしかなく見事な論破を目の当たりにした。その後も桝本常務の心象に訴える桝本節、武黒常務の巧妙な煙幕など数々の説明会に立ち会ってきた。この度も声を荒げたり怒号をあげる参加者がいたが、東電登壇者のほとんどが初体験者。しかし真摯に受け応えられ今後の説明会開催に大きな自信を得られに違いない。いま地元経済は瀕死の状態で多くの市民は再稼働を認めている。もっと賛成派が参加するような説明会であって欲しいと切に願う。
2月 15
2021
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