産経の論説委員阿比留瑠比(あびるるい)氏が森発言でまた尤もな意見を書いてくれた。ただ小生は失言問題以前から東京五輪は中止がいいと思っているが。
マスコミに登場する意見はほぼ森発言は女性蔑視、男女差別と決めつけたものばかりである。それどころか「心得る」を意味する「わきまえる」という表現を使ったことすら女性蔑視の表れであるかのように非難されている。森氏がスポーツ界に果たしてきた貢献も実績も、五輪の東京招致への尽力も、国際オリンピック委員会とのパイプも影響力もろくに言及されず、ただ「早く辞めろ」の大合唱だけがヒステリックに響いている。このヒステリックの中には東京五輪を中止させて開催を目指し準備してきた菅義偉政権に大打撃を与え衆院選を有利に進めることにあることは云うまでもない。がんを患いながら83歳の老骨にむち打ち無報酬で働いてきた人間にこの仕打ちはどうなのだろうか。森氏は辞任する覚悟はとうに持っているだろうが、周囲は「辞任すれば東京五輪が空中分解してしまう」と悲鳴を上げて説得を続けていると云う。
森氏と五輪といえば2016年のリオデジャネイロ五輪終了後、当初は組織委内部をはじめ先に終了していた五輪選手のパレードを先行実施したいとの意見が強かった。だが森氏はいくら周囲に説得されても次のように言って首を縦に振らず1カ月待ってパラ選手との合同にした。「パレードは一緒にやらなければだめだ。パラの選手だけのパレードでは人が集まらないだろう」パラ選手の心情を思いやる森氏が差別意識の塊であるかのように一方的に糾弾される現状には異を唱えたい !!
2月 13
2021
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