ミャンマーで軍政クーデター

ミャンマーでクーデターが起きてまた軍政に戻った。かってはビルマと呼ばれて、その昔、中国人、チベット人、インド人が流れてついたまさに異民族のルツボであることくらいしか知らない。
「ビルマの竪琴」は音楽学校出身の隊長が率いる日本軍の中に竪琴がうまい上等兵がいて「埴生の宿」を奏でたところ、敵軍、英国兵士も一緒に歌い出した。しかし中には日本の降伏をよしとしない兵士も多数いて、この上等兵に説得に当たらせようとした。途中、上等兵は僧侶に姿かえて消えた。後日、日本軍の帰還の日、一人の僧侶が現れて「埴生の宿」と「仰げば尊し」を奏でた。現地で命を落とした日本兵を弔うために僧侶になり現地に残る決意を知った日本兵は全員で合唱を始めた・・・
これは史上最悪「インパール作戦」で3万人もの犠牲者を出した実話に基づいている。当時のビルマは割と日本びいきだったらしいが、その後の日本の裏切り?不義理?が重なって、いまでは親日国とはいえない複雑な思いがあるようだ。いずれにしても軍政クーデターは決していいことではない。また「ビルマの竪琴」のような救世主が現れて欲しいものだ。(一時はスーチーさんに期待が集まったが、また拘束されてなす術がなさそうだ)