新型コロナ感染者の重症化を防ぐのに「うつ伏せ」が有効。駒込病院のコロナ専門病棟で働く看護師が見つけた対処法で世界から注目されている。中等症患者23人に1日計7時間、腹臥位療法を実施。その結果、血液への酸素の取り込み具合をみる指標は全員が改善し呼吸回数も記録のある18人中16人が減少した。23人中2人は人工呼吸器の使用を回避できたという。
新型コロナの肺炎では背中側の肺がダメージを受けることが多く仰向けだと酸素を十分に取り込めない。うつぶせになることでより健康な腹側の肺に血液が流れて酸素の取り入れがよくなるのだ。ただ寝返りが打てる中等症患者までで、自ら体を動かせない重症患者のうつ伏せ療法は目の圧迫による失明やカテーテルなどの管が抜けやすくなるから要注意と云う。
小生、喘息持ちのためうつ伏せになると確かに呼吸が楽になる。いま母は寝返りが打てない寝たきりだからたまにはうつ伏せで眠りたいんだろうな・・・と思った。
2月 03
2021
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