天文ファンの今年最大の話題はいちに「はやぶさ2カプセルの地球帰還」そして2番目がこの21〜22日に見られた「木星と土星の超大接近」だったが、なにせ雨降りばかりで見ることが出来なかった。400年振りの大事件だけに残念。さてその原理が重要なので改めて下の図で説明すると・・・
木星は約12年かけて土星は約30年かけて太陽の周りを一周する。太陽から見ると木星が土星に追いつき、追い抜いて見える時期がある。これを「会合」と云って木星と土星の会合は約20年ごとに訪れる。しかしこの接近が毎回異なる距離になる。原因は木星と土星の軌道は同じ平面内にはなくわずかな角度で交差しているからだ。次回の超接近は約60年後の2080年3月だというから一生に一度あるかどうかの大事件だったのだ。
12月 25
2020
2020