はやぶさ2 カプセル到着までの手順

はやぶさ2は5日午後2〜3時の間にカプセルを分離する。この時の地球との距離は22万キロ。この一連の手順が公表された。
①カプセル切り離し直前にやぶさ2を着陸方向に大きく姿勢制御。
②切り離し後、カプセルは秒速12キロで大気圏に突入。1万度を超える高温にさらされるが熱を遮る炭素繊維で覆っているため表面の温度は約3千度にとどまり内部は高くなっても60〜80度で試料の変質は避けられると。
③一方、はやぶさ2本体はカプセル分離後、軌道を変更して地球を離れ、別の小惑星の探査に向かう。
④分離されたカプセルは6日午前2時28分に大気圏に突入してオーストラリア南部の砂漠に着地する。
⑤カプセルはチャーター機で100時間以内に日本へ輸送。相模原市のJAXA宇宙科学研究所に運び、地球の大気に触れないよう厳重に密閉した装置内で試料を取り出す。