自由貿易協定とは複数の国や地域の間でモノやサービスの貿易を円滑にするための取り決めのこと。この度は東南アジア諸国連合(ASEAN)10か国に中国、日本、韓国、ニュージーランド、オーストラリアを加えた15か国がテレビ会議形式の会合を開き、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)協定に署名した。元々はTPPに対抗するために中国主導で議論が進んできた。だからこの先も中国は弱い立場の各国に強いチカラを誇示してがんじがらめで取り込むに違いない。そんな懸念からインドは早々に議論から抜けた。とにかくアメリカのゴタゴタで気を抜いている間に、中国は着々と手を打って、南シナ海、東シナ海、そしてアジア諸国に影響力を増しているのだ。
11月 19
2020
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