知事同意の違い

柏崎市長選挙は6・7号機の原発再稼働を認める現職市長が再稼働反対派の3倍の圧倒的支持を得て再選した。潮目が変わったのはやっぱり「コロナ渦」だと思う。それでなくても疲弊する地元経済だから、原発が必要か否かよりも、経済復興に再稼働は欠かせないと考える市民が増えたのだ。
東電は来年4月に再稼働にに必要な規制委員会の最終検査を受けた上で「営業運転は6月」と明記した計画書を提出している。しかし新潟県技術委員会で進めている「避難に係る報告書」の結果がまだ出ていないため知事同意の見通しは立たない。しかも知事は「再稼働は知事選を行って県民の意思を確認する」と明言しているから、知事選を経る必要がある。そんな中で女川原発(東北電力)の再稼働は村井宮城知事が同意した。このあたり、リーダーの覚悟のホドがアリアリと見える。