中国はアメリカの政権委譲のゴタゴタに乗じてASEAN諸国の懐柔に必死だが、一帯一路や南シナ海の覇権や香港政策で各国の疑念は強く、日本も「開かれたインド太平洋構想」を敢然と主張するなど、かっての中国の勢いはなくなった。バイデンの対中姿勢は不明だが、もし閣僚の重要ポスト(国務長官など)を親中派ライスに与えたらまたオバマ時代の再来になるかも知れないが、中国のアジア政策もバイデンの組閣人事次第ということで固唾を呑んで注視しているに違いない。