バーコードとQRコード

最近はテレビ画面でQRコードが映し出されてネット上のホームページなどへ簡単に誘導するCMが増える一方で物販レジではバーコードで価格を読み取る方法が全盛だ。また一部ではRFIDという無線でデーターを送る方法もあり、高いセキュリティーが求められる社員認証カードなどで使われている。「バーコード」は0から9までの数字を白と黒の線のパターンで数字20桁まで表示する。「QRコード」は黒のドットが縦横2次元に広がったため、英数字なら4300字ほど、漢字は1817字が表示でき、バーコードの100倍のデータが保存できると云われている。スマホで読み取りが出来ることも普及に拍車を掛けた。
このQRコードは日本の技術が世界に広がった好例だ。自動車部品大手のデンソーが1994年に生産や物流の管理のために開発した技術で、デンソーはQRコードの特許は取得するも基本技術情報を無償公開。2000年に国際標準規格となり世界の企業が使うようになった。QRコードは誰でも簡単に作れるからそれだけ安全性が脅かされる。最近では偽造複製検知を防止する技術もあるようだが利用者も作成者も注意を要する。