社民党は1945年「日本社会党」として結党したのに始まる。まもなく右派左派に分裂したが1955年に再統一、この年に自民党も結党した。その後、自民党の対抗勢力として存在感を保持、1989年の参院選では土井たか子らが巻き起こしたマドンナブームで改選議席数で自民党を上回る勝利を収めた。1994年には連立政権で村山富市が首相に就任したが日米安保条約容認など政策を大転換したことで旧来の支持を失った。日本社会党から「社会民主党」に変更したものの同年発足した民主党に多くの議員が流出して長い低迷期に入った。そしてこの10月、立憲民主と合流を模索する吉田幹事長らは臨時党大会を開いたが「歴史ある社会民主党は残すべし」との異論が相次ぎ、結局、4人しかいない国会議員でありながら1対3で分裂しそうだ。それはそうだろう、戦力保持を認めずひたすら平和主義を唱え何でも反対ばかりではもはや宗教団体と同じだから。
10月 28
2020
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