広告 日本学術会議は廃止せよ

櫻井よしこ氏が主宰する国家基本問題研究所が読売新聞に「日本学術会議は廃止せよ」との広告を載せた。いちいちがもっともなので転載します。
日本を否定することが正義であるとする戦後レジュームの「遺物」は即刻廃止すべきです。国家機関である日本学術会議はその代表格です。
学術会議は、連合国軍総司令部(GHQ)統治下の昭和24年に誕生しました。亀山直人初代会長は設立の際、GHQが「異常な関心を示した」と語っていますが、日本弱体化を目指した当時のGHQは学術会議にも憲法と同様の役割を期待したのでしょう。会議はこれに応えるように「軍事目的の科学研究は絶対に行わない」との声明を何度も出してきました。憲法も学術会議も国家。国民の足かせと化したのです。他方、学術会議は、国家戦略として「軍民融合」を推進する中国とは研究者の交流、科学情報の共有について覚書を交わしています。会員らは学問の自由が脅かされると政府批判をしますが、矩(のり)を越えた学者の政治活動で自由な学問・研究を阻害しているのは、学術会議自体ではないでしょうか。そんな組織に毎年10億円以上の税金を注ぎ込むとは何ごとでしょう。真の独立国家としての土台を蝕む組織は、一掃すべきです。日本を私たち国民の手に取り戻し、前向きな光を当てる第一歩が学術会議の廃止です。
国家基本問題研究所 理事長 櫻井よしこ 副理事長 田久保忠衛