日本学術会議の大騒ぎ然り「日本人がノーベル賞を受賞できる時代は終わった」はほぼ万人が抱く悲嘆だが、有機化学者の第一人者、山本尚博士の著書「日本人は論理的でなくていい」がベストセラーになっている。
論理的な説明なしに「形から入る」ことで始まる茶道や弓道などの日本文化は自然現象をありのまま受け入れ真理に近づく姿勢につながると指摘。得意とする分野を伸ばせば日本は復活できると述べる。博士自身の経験から発せられた日本人論で、内向きでフィーリングを重視する日本人独特の民族性は発明や発見の受け皿として重要で、これによって日本の科学技術が発展したと分析している。
誠にお見事で、これぞ真の科学者たる発言発信だと思う。方や、レジ袋無料化を自慢する程度の大西隆工学博士のような科学者もどきもいるが・・・
10月 18
2020
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