台湾の立法委員(国会議員に相当)の有志が安倍前首相に立法院での演説を要請する招待状を送ったと発表した。来年は東日本大震災10年と東京五輪・パラリンピック開催の「特別な年」に当たるので日台の交流強化のためという理由だが、先般はチェコの上院議長が訪台して中国は猛反発をしていた。そんな中国の抵抗を恐れず、安倍さんの訪台は何としても実現して欲しいが、この機に安倍晋三と台湾の関係を調べてみると、なるほど、台湾が安倍さんに信頼をおく理由が分かった。
そもそも安倍さんは衆議院議員となって以降、何度も台湾を訪れ台湾贔屓として存在感を高めていった。その間、李登輝さんとは何度も会談に臨み親交を深め、氏の来日に尽力するも中国の抵抗で頓挫が続いた。2001年心臓病治療のため来日を実現させたのは首相森喜朗の時代だったが、この時、安倍さんは官房副長官の職にありビザ発給に尽力していたのだ。
写真は安倍さんが2010年10月末、東京-台北線就航に合わせて訪台した際、台北市内の李氏の自宅を訪れて歓談した時に撮されたもの。
10月 16
2020
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