日本学術会議とは人文・社会科学、生命科学、理学・工学の全分野の約87万人の科学者を内外に代表する機関であり210人の会員と約2000人の連携会員によって構成されている。
今回その210名の会員の改選が行われ、総数 210名中105名が当該推薦されるも、うち6名を菅首相が任命拒否をして人事介入の反発を買っている問題。しかしこの6名はかって安全保障法制やテロ防止のための共謀罪の法制化に反対を声高に上げていた面々で、日本の独立と尊厳そして国民市民の命の安全に必須な法整備に異を唱えた面々だ。憲法第 23条「学問の自由」の尊重は当然だが前述の国と国民の存立をナイガシロにする自由は存在し得ないとするのが至当だ。かっての日教組の中に北朝鮮の主体思想を研究するグループがあって危険団体に成り下がった事例もあり、日本学術会議も同様の懸念が拭いきれない。だからむしろ日本学術会議の推薦のあり方に問題があるのだ。中にはコテコテに思想信条を歪める人物がいないとは言い切れないのだから。ここも菅さんに軍配あり。
10月 08
2020
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