4歳の園児が給食で出されたぶどうを詰まらせて死亡する事故が起きた。ぶどうは3cm大で皮が剥かれていたというから、滑って飲み込み易いはずだが、幼児や老人には吸い込んで食べる果物類(ミニトマト、リンゴ片、大粒の飴など)はかえって詰まらせるリスクが高いと云う。だから給食では出さないように通達を出していたと云う。しかし「もっと踏み込んだ対策が必要」と専門家は指摘するが「保育園」は厚労省、「幼稚園」は文科省が監督官庁で、縦割り行政の弊害から給食管理に問題があるのかも知れない。因みに「保育園」は児童福祉法により「家庭内で保育ができない場合に保護者の委託を受けて保育する」とあり、「幼稚園」は学校教育法で「適当な環境を与えて幼児の心身の発達を助長する」として目的が異なっていることにも違和感を感じる。
いずれにしても高齢者に限らず、誤飲による窒息や肺炎を起こして死亡する事故が後を絶たない。食品も水分も「慌てずゆっくり」を心掛けなければ・・・
9月 12
2020
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