EEZからレアメタル採掘

排他的経済水域(EEZ:Exclusive Economic Zone)とは漁業や石油などの天然資源を掘ったり科学的な調査を行ったりする活動を他の国に邪魔されずに自由に行うことができる水域のこと。沿岸から200海里(役370km)までの範囲で排他的経済水域を設定することができるが、他の国の船が通ったり飛行機が上空を飛とんだり海底パイプラインを埋設することは禁止できない。
その南鳥島沖の排他的経済水域、海底900mからコバルトやニッケルを含む鉱物の採掘に成功した。同海域には年間の国内消費量でコバルトは約88年分、ニッケルは約12年分あるという。いずれもリチウムイオン電池に不可欠な材料だ。希少性が高く日本は国内消費量のほぼ全てを輸入に頼っている。超高速の通信規格「5G」時代を迎えて通信機器への活用も急増し世界的に取引価格が上昇している折、大変な朗報だが中国の横やりを入れてくることは必定。毅然と対応して欲しい。(日本のEEZ面積は世界6位)