この1万年の間に世界最大の噴火は鹿児島県薩摩半島沖にある「鬼界カルデラ」だと云われている。神戸大学などの研究チームは最新の観測装置を搭載した探査船で詳細な海底地形を調べた結果、東西22km、南北19kmの世界最大の溶岩ドームが桜島の10倍の速さで今なお成長していることを突き止めた。いずれ大噴火の可能性が十分にあると。約7300年前(早期縄文時代)に発生した大噴火は火山灰や岩石が高温ガスと一体化した火砕流となって九州南部まで到達。薩摩半島沿岸では最大30m、約560キロ離れた和歌山県でも最大4メートルの津波が襲来したことが分かっている。縄文人の生活に大打撃を与え、その後、今の九州南部は1,000年近く無人の地となったと云われている大噴火の脅威がヒタヒタを迫っているような・・・
8月 17
2020
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