ギャラクシー賞にテレビ信州の「カネのない宇宙人 閉鎖危機に揺れる野辺山観測所」が受賞。日本の科学基礎研究の衰退という普遍的な問題に迫ったことが高く評価された。ディレクターは高柳峻しゅんさん38歳。テレビ信州勤務の前は東京でビートたけしの番組を演出した経験もある。長野に移住後、情報番組などを担当する傍ら2018年秋から今回の取材を始めた。当時約40人が働いていた観測所の会議にカメラを持ち込み、立松所長が「年8~9人ペースで職員が減っていく」と話す場面から取材を始めた。財源確保のため地元自治体に有料の観光ツアーを提案する現場も記録した。不定期ながらドキュメンタリー放送を続ける姿勢は素晴らしい。同局はテレビ新潟のいわば姉妹局。コトナカレボケしたTeNYの諸君、大いに反省して企画力、制作力を付けないと・・・
8月 13
2020
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