読売のコロナ検証が始まった

コロナ対策について素人目にも安倍政権や厚労省の失敗はよく見えるが、読売が「検証 コロナ 次への備え」という連載?を始めた。
やはり当初の最大の失策は、2月半ばの時点で加藤厚労相の指示により「37.5度以上の発熱が4日以上続く」場合に保健所が相談やPCR検査をする目安としたが、これをしゃくし定規にしたお役所仕事により検査を断られたケースが分かっているだけでも350件あったと。医師会や専門家会議は何度も改善を迫ったが「既に各保健所には通達済み」と取り合わず、結局、政府が5月8日に「撤回、取り下げ」を発表するまで続いたのだ。当初、厚労省はPCR検査体制が整わないので1日に検査可能数は2000件と云っていたが、これも実際は2〜3百件止まりで世界から嘲笑の的となった。そもそも人的体制や医療設備を削減し続けたのは10年来の政府方針。長きの自民党政権の失策だといえる。
中国からの入国制限措置の失敗などは次回以降に詳細が載るだろうが、補佐官今井の愚策や自民党議員1人5000円を中国政府に送るという発案者などについても詳しく知りたい。(二階が音頭を取ったことは想像に難くないが)