楊 逸(ヤンイー)氏は中国ハルビン市出身ながら2008年「時が滲む朝」で芥川賞受賞。2012年日本国籍取得。習近平体制への厳しい批判を産経で語った。
「経済が発展し中産階級が一定数を超えれば中国も政治的に変化する。こう期待して日本から静かに見守ろうと思っていたが、このところ習近平体制は言論の締め付けは厳しく独裁色は強くなり毛沢東の時代に逆戻っている。新型コロナがパンデミックになったのは習近平の稚拙極まる対応と情報隠蔽体質が原因で、人の命よりメンツを優先したまったくの人災だ。だからいま何かを言わなければ中国共産党の共犯者になるようで、脅迫は怖いが「わが敵 習近平」を書いた。そんな最中に自民党の国会議員が歳費からの天引きで1人5000円を中国政府に送るという話(最終的に任意に変更したが)税金をもらって中国共産党のために働いているような日本の国会議員に国民から何の文句も出ない、まったく不思議なコトが起きた。米国は中国への対決姿勢を強め、オーストラリアも中国の脅しに屈せず毅然とした態度を取り始めた。素晴らしいことだ。大きな国は自ら反中の流れをつくっているのに日本はひたすら中国の後ろについていくだけでいいのか。アジアで中国と対峙できるのは日本だけだ。だから目を覚まして、日本はその力、責任、役割をいまこそ発揮して欲しい」と。 まことにいちいちがごもっとも !!
7月 31
2020
2020