狡猾 二階俊博 動く

G7の外相が中国による香港への国家安全法制導入に「重大な懸念」を表明する共同声明を発表したが、産経新聞の見出しは「G7対中声明 日本は行動で撤回を迫れ」と、まさかの「声明の撤回をせよ」と思いきや、中国に翻意を迫れとの意味だった。こういう誤解を誘うような見出しは上手くない。産経新聞は世論調査に一部改ざんがあったりで、このところ不手際が続く。だから産経の載せた内閣支持率は共同通信の調査結果をもってきた。河井夫妻の逮捕などがあって、支持するは前回5月末より2.7ポイント減の36.7%、不支持は49.7%。夫妻は議員辞職すべきが90.4%、安倍首相に責任があると答えた人は76%に上った。いよいよ政権末期の様相で秋口の解散総選挙が現実味を帯びてきた。そんな中で石破に会ったり菅と会談したり、狡猾二階俊博の動きがすごい。