防衛大臣河野太郎が突然に「イージスアショア」の計画停止を発表した。ロケットブースターの落下を巡り、これまで防衛省が説明したきた内容に齟齬を来したからとの理由だが、河野は自民党への説明をしないまま突然の記者会見で発表したことに党内から批判が続出しているのだ。この計画は知っての通り、秋田市の候補地を巡ってずさんな計画案が露呈して中止に追い込まれるなど防衛省の度重なる失態が続いてきた。もともと行政改革などに精通し「コストカッター」として定評がある河野は安倍首相に配備停止を直談判したというが、しかし日本の弾道ミサイル防衛網に関わる根幹事項だから防衛大臣一人が勝手に決めていいものではない。今度の一件は「河野の乱」で終わるか、それとも安倍内閣の迷走が米国との同盟関係に一石を投じるのか・・・
6月 19
2020
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