昨日の続き・・・トランプは「G7はとても時代遅れだ」として、ロシア+オーストラリア+インド+韓国を加えたG11にしたい考えを表明したが、G7各国がすんなり認めるとは思えない。「一国主義」を声高に進めるトランプにみな懐疑心を持っているしロシアの軍事的脅威に直接曝されている英仏独が「復帰」をすんなりと了承するとは思えない。また中国への依存を強める「二股外交」の韓国は対中政策の足並みを乱す恐れをはらむ。声の掛かった浅慮の文在寅はさっそく快諾した。天にも昇る気持ちだろう、が、トランプは米中いずれの陣営につくのか踏み絵を迫ったとも考えられる。
日本といえば豪州やインドが加わることでインド太平洋同盟の価値が高まるから大歓迎だ。しかし肝心の安倍政権が求心力を急速に落としている。それぞれの国の思惑が交錯する中で、さてどんな先進国首脳会議になるんだろう。
6月 02
2020
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