奇妙な成功か?

米国の外交誌が「日本は奇妙な成功」と手のひら返しの見出しを付けて以下の記事を掲載した。
「コロナウイルスとの闘いで日本はすべて間違ったことをしてきたように思えた。ウイルス検査を受けたのは人口の0・185%にすぎず、ソーシャルディスタンスの取り方も中途半端だ。国民の大多数も政府の対応に批判的である。しかし死亡率は世界最低水準で医療崩壊も起こさずに感染者数は減少している。不可解だがすべてが正しい方向に進んでいるように見えてしまう」「14日時点での人口100万人当たりの死者数は日本が5人、米国が258人、スペインが584人、欧州での防疫の成功例として挙げられているドイツですら94人に上ると指摘。日本の少なさはほとんど奇跡的」と評した。また読売は「重症化を防いだのは医療水準の高さか、マスクや手洗いなどの生活習慣か。日本人に多い遺伝子のタイプがウイルスに強いのか。あるいは偶然の産物か」と書いた。
確かなことは、武漢ウイルスで最も致命的な症状の肺炎を日本は永々と研究し開拓し続けてきたことだ。例えば「肺結核」は死亡原因1位の国民病だったが、1歳未満児のBCG摂取などから今では過去の病気になりつつある。また65歳以上の全国民に「肺炎球菌ワクチン」の定期接種が呼び掛けられている。いずれも武漢ウイルスとの因果関係は分からないが総じて肺炎に強い国民になっている・・・「労咳」はいまや政治家の「老害」が目に余る。