蔡英文さんの画期的演説

2期目の蔡英文総統の就任演説は画期的だった。まず中国の「一国二制度」は「全く受け入れられない」と明確に拒絶。「憲法改正委員会」の立ち上げを言明、メディアは「台湾独立に向けた動き」と解説した。またポンペオ米国務長官の祝賀メッセージを英語と中国語で紹介、「親米反中路線」を明解に印象付けた。日本からは岸信夫衆議院議員らのメッセージビデオが紹介されたが、ここは安倍さんが頑張るべきだったと思う。
これで近年続けられた中国の高圧的な対台湾政策は通用しなくなったが、全国人民代表大会が開幕して李克強首相が読み上げる「台湾報告」がどのようになるか注目したい。