今さらではないが、胆力の備わらない政治家が余りに多い。特に閣僚は記者会見で直ぐにバレる。
衛藤晟一は安倍首相の下でやっと初入閣。一億総活躍担当、領土問題担当、内閣府特命担当大臣（沖縄及び北方対策、消費者及び食品安全、少子化対策、海洋政策）とは余りに場当たり的だが、中国海警局の船が日本漁船を追尾した問題について「政府としてわが国の領土、領海、領空を守り抜く決意で冷静かつ毅然と対処する」とここまではいいのだがそのあと「尖閣の領有権でおどおどする必要はない」とは余計なことを云ったもんだ。本人がおどおどしている裏返しで中国に余計な情報を送ってしまった。
この事件、中国の行状が余りにひどい。中国中国海警局の船が日本の領海に入り、日本漁船を追いかけて、やむなく海上保安庁巡視船が中に割り込んで漁船の安全を確保した。一方、中国政府は「この海域を巡航することは中国側の固有の権利だ。法に基づいて漁船追尾を行った。日本は集中して感染症と闘うべきだ」と居直った。ところが日本政府は「不快感」と云うだけで矛を収めた。ここはトランプ同様に激怒していい筈なのに。これでは舐められて当然だな。