医療施策の間違い

国内のPCR検査数が国際的に著しく少ないことに安倍さんは「検査体制の人的な目詰まりもあった」と表現したが、違う。何度も書くが政府方針で病院数や病床数を積極的に減らしてきたのは政府方針ではないか。長いマイナス医療施策のツケが出たのだ。昨年9月に厚労省が出した「全国の病院再編案」で県内では22病院が廃止になる計画だが、これを早々に撤回して、むしろ拡充策に切り替えるべきだ。第二の中国ウイルスが必ずやって来る。
ところでマスクのほぼ100%が中国製だったことに愕然としたが、何と日常の「薬」の半分が中国製だという。特に政府と厚労省は医療費削減のためジェネリック医薬品の使用を推進し2020年9月までに使用割合80%を目標を掲げているが、これらの製品のほとんどは品質そっちのけで価格競争をすり抜けた中国製というではないか。安易に中国に奔る製薬会社も悪いが、安かろう悪かろうに飛びつく日本人に一番の問題がある。中国ウイルスを機に我々の消費行動を変えなければまた同じ間違いを繰り返す。(小生ジェネリック薬への勧めは全て断っている)