富士フイルム富山化学と富山大白木公康教授が共同開発した「アビガン」は2014年に新型インフル薬として承認された。ウイルスが細胞内で増殖するのに不可欠な遺伝子の複製を妨げ症状の悪化を阻止する働きがある。コロナ感染者には臨床研究の段階だが医療機関の判断で投与、軽症者には一定の効果が出ている模様だ。
一方でニューヨーク病院の集中治療室で働く石川源太医師は「普段診ている喘息や肺炎なら抗生物質を投与すれば ”よし、効いたな ” という瞬間があるが新型コロナではそれがない。人工呼吸器を付けると呼吸のタイミングが合わなくなる時があり、多量の鎮静剤や時には弛緩剤を投与せざるを得ない。すると日ごとに呼吸筋が弱って死に至る場合が多い」と。
重症化して人工呼吸器につながれると8割が助からないとされる理由がよく分かった。そして感染者は東京から地方へ伸びてきた。とにかく「出歩いて菌を貰わないこと」もし感染が分かったら「早期にアビガンを飲むこと」もうこれしかない。
4月 23
2020
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