遅きに逸した緊急事態宣言は特に海外メディアが批判を強めている。「遅すぎだ。東京での感染拡大はすでに容易に制御できないレベルに達している」「日本は大規模な検査を実施せず感染者集団を監視することで感染者数を抑えてきたが、感染ルート不明の例が急増したことでこの戦略は立ち行かなくなった」など手厳しい。そして「外出自粛要請」をしながらパチンコ店には閉店要請をしないなど、チグハグな対応も全くおかしい。
それもこれも習近平の国賓訪日や東京五輪を控えて躊躇した安倍政権の失政だ。その元凶がいまや完全に首相を影で操る今井尚哉(たかや)補佐官だ。雑誌「テーミス」によれば補佐官今井は叔父から継いだ中国人脈にすっかり籠絡され自民幹事長二階俊博と共に習近平国賓招待活動のトップにいた。全国一斉の学校休校やマスク2枚配布など陳腐な指示も今井の発案だと云う。影の権力者が日本を危うくしてきた歴史は山のようにあるが、安倍さんも歴史に学ばない宰相だ。前は「友達内閣」で失敗、今度は「補佐官内閣」で同じ轍を踏む。
4月 11
2020
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