コンテイジョン(感染)

2011年米制作のパニック映画「コンテイジョン」がまるで新型コロナウイルスの感染拡大そっくりに描かれて話題になっている。映画では「MEV-1」と名づけられたウイルスは感染率が高く2〜3日で発症。せきや発熱に始まり数日で脳が侵され死に至る。人類の12人に1人が感染しうち4人に1人が死亡するかもしれないという設定だ。「恐怖はウイルスより早く感染する」という映画のキャッチコピー通り、人々は恐怖にとりつかれスーパーの食料品や日用品を買い占める。州境が閉鎖され学校は休校。看護師は感染を恐れ職場を放棄する。医療崩壊だ。抑制的な情報公開に不信感を抱いた米国民はインターネット上のデマを信じ暴動が起きる。やがて警察による治安維持も不可能になり…。映画の中で米疾病予防管理センターの医師がつぶやく場面「パニックはウイルスより深刻だ。一番怖いのは病気じゃない。人間だよ」と・・・