お辞儀に注目

日本式の「お辞儀」が俄に世界から注目されている。その歴史を紐解くと・・・
飛鳥から奈良時代にかけて中国の礼法を取り入れたことが始まりで、自分の急所である首を差し出し相手に対して敵意がないことを示す表現に由来する。平安・室町時代になると朝廷や公家、武家の行事や儀式を研究する学問が重んじられ、そこで礼儀作法の流儀の家柄がいくつか生まれた。さらに江戸時代には武家の作法として「小笠原流」が広まり、やがて庶民にも行儀見習いなどで浸透していく。
お辞儀の仕方「立礼」では会釈、敬礼、最敬礼と敬意が深まり、「座例」でも座る位置や手の付き方、角度などで基本は3種類のようだ。
この際、正しい日本式お辞儀と敬語を使えるようになるのも悪くはないな。