今さらながら、習近平の台湾「一国二制度」という論拠が画餅であることを外交史の専門家が指摘している。「中国は台湾を自国の領土だと主張しているが荒唐無稽。中華人民共和国は1949年の建国以来、一度たりとも台湾を統治したことはない。もともと別個の存在だった台湾を「我が国のもの」と主張するだけのこと。尖閣諸島の領有を主張するのと同じだと。ただ台湾にも問題があって未だに台湾政府を「中華民国」という虚構にすがっている。この際、中国大陸での一部の権利があるというような主張を捨てて「台湾」という島名を堂々と名のればいい。「中華民国を捨てて台湾に名称を変える」と云うだけで十分だそうだ。そうすれば「パレスチナ」同様に誰に遠慮することなく堂々と台湾は「国家」となる。そもそも中国の施政権は元々ないのだから「独立」と云うのはおかしい。なるほど一理あるな。それにしても日本の政財界はあげて覇権国家中国に気を使いすぎる。
2月 10
2020
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