地質学では地球誕生から現在までの46億年を生物や気候、地球磁気からなどの特徴から117に区分している。その中で約77万~13万年前の年代はこれまで名称がなく、この度、国際学会は千葉県市原市の地層から「チバニアン」と正式に命名した。つまり新生代→第四期→更新世→チバニアンと言えば、77万4千年前から12万9千年前までの地質学上の時代を指す。チバニアンは地磁気が最後に逆転した明確な証拠が残し且つホモサピエンスが誕生した30万年前から20万年前を含む重要な時期に相当する。今後は地球物理学や人類学でも「チバニアン」の名称が広く使われていくことだろう。
1月 18
2020
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