原因はトランプにある

トランプの支離滅裂な中東政策、イランからすれば「米国は勝手にイチャモンを付けて脅迫してくる」と思っている筈。そもそも米国のイラン介入は1953年CIAが石油利権を巡ってクーデターを起こしパーレビ国王を擁立して傀儡政権を立てたことに始まる。これに怒った国民の中から過激派が台頭、シーア派民兵組織のネットワークを強化して周辺国まで勢力を伸ばした。2015年米英仏独中露は核兵器開発を大幅に制限する「イラン核合意」を結んだがトランプはとにかくオバマが気にくわないから合意破棄した上に何かにつけて厳しい注文を付ける。米国内の世論調査で “イランを焚き付けたのはむしろ米国であった” という歴史を知る米国人は1%に満たないとの結果もある。トランプの廻りはイエスマンで固めて誰もご注進できない様はまるでヒットラー率いたナチス政治だ。お馬鹿なトップを持つと会社も国も滅びた事例は山ほどあるが、この期に米国民が立ち上がらないのが不思議でならない。