正論2月号、高山正之氏の「折節の記」に納得のうまい一節があった。
「ポスト安倍」は安倍しかいないのが日本政治の悲しき現実だ。岸田にしろ石破にしろ(小泉Jr.なんぞ論外)力量不足で憲法改正どころか厳しさを増す国際情勢を乗り切れまい。もちろん「悪夢のような民主党政権」の張本人、枝野や小沢が権力を握れば再び日本は奈落の底に落ちるのは言うまでもない。
こういう時、今は亡き元内閣府安全保障室長佐々淳行が都知事選の直前にスキャンダルに見舞われ窮地に陥っていた石原慎太郎を救うため選挙対策本部長となり、知恵を絞ってつくったキャッチフレーズを思い出す。
「反省しろよ慎太郎 だけどやっぱり慎太郎」
歴史に韻を踏ませないようにしたければ、首相は人心を一新し、何が何でも宿願の憲法を改正する、という攻めの姿勢を国民に示すほか道はない。「反省しろよ安倍晋三 だけどやっぱり安倍晋三」なんだから。
1月 03
2020
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