テレビや新聞で間違った説明が多いので整理する。「軍事情報包括保護協定」とは軍事上の機密情報を第三者に伝えないことや取扱者を限定することを決めた協定のことで、日韓の情報システムを共有しようということではない。あくまで米国サーバーにある機密情報にそれぞれでアクセスして閲覧する。日韓のGSOMIAが破棄されると米国は「日本(韓国)にこの情報を提供していいか」といちいち確認しなければならないし日韓の防衛会議で機密情報は第三国に渡る危険があるため話せなくなる。
韓国の協定破棄で米国の信頼を損ね国際的孤立は更に深まるだろう。またホワイト国から除外された対抗手段であることを文政権の上から下まで発言していることも自国の不手際から出た貿易問題と安全保障をゴチャゴチャにした韓国政府の幼稚さを世界に披瀝した。今や韓国は北朝鮮や中国に飲み込まれ社会主義圏に足を突っ込んで消滅の道を一歩進めたと云える。
一時は米国の圧力でホワイト国復活もありやと心配したが対韓国輸出管理は撤回しなかった。当然の決定だ。懸念は次の自公政権がまた安易な妥協に走ること。驕る安倍さんの全てがいいわけではないが、対韓国への姿勢は80%超の国民が支持、世界各国も理解している。ここは余人を以て替えがたい。
11月 20
2019
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