即位礼正殿の儀で発射された21発の礼砲を担当した陸上自衛隊北富士駐屯地(山梨県忍野村)第1特科小林義将隊長は「緊張の連続」だったと。タイミングが命で今回は安倍首相の「天皇陛下、万歳」の掛け声と参列者の「万歳」唱和の間に1発目の音を響かせなければならない。礼砲4機の設置場所は850メートル離れた北の丸公園。首相の「天皇陛下」の「て」の瞬間、皇居宮殿にいる林佐光1等陸佐が携帯電話で「撃て」と指示、現場の小林隊長が赤い旗を振り下りすと隊員が発射、3.5秒(秒速340メートルで2.5秒掛かる)で音が宮殿に到達する。その後は5秒間隔で計21発を正確に発射した。隊長曰く「朝から降っていた雨が儀式が始まるころにやみ日が差し神がかっていると感じました。日本に生まれてよかったと心から思いました」と・・・確かに、静寂厳粛な儀式の中であの礼砲の効果はお見事でした。
11月 19
2019
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