米国で販売を始めた「亀田の柿の種」が苦戦をしていることもあって、ハーバード大教授の「なぜ米国では柿の種は売れないのか」という比較文化講座が人気だと云う。
まず米菓というカテゴリーがないから「売り場」の確保が難しく、味や歯ごたえがポップコーンやチップスのあのほんのり甘さに慣れた欧米人はなかなか受け入れられないのだ。また各国に進出した「マクドナルド」はオリジナルのハンバーガー、チーズバーガー、ビッグマックも必ず一緒に売っているが、亀田製菓は海外向けにアレンジした商品しか置いていない。この配慮がかえってマイナスに作用したと指摘する。柿の種はもともとお酒のつまみで食されることが多いが、どのような食べ物や飲み物と組み合わせると特においしいのかなど柿の種の魅力を伝える宣伝のあり方にも問題があるようだ。教授は「まずは地道に、インフルエンサー(世間に与える影響力が大きい言動をする人)など特定ターゲットに絞ってプロモーションをすることが肝要」と指摘する。亀田さん、急がば廻れ !!
11月 14
2019
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