埼玉県警川口署の留置場で4人が歩行困難などの症状を訴え「カッケ」と診断された。留置施設で出されていた弁当のビタミン不足が原因のようで今どき珍しい記事なので興味深く読んだ。
ビタミンB1が不足するとブドウ糖から十分にエネルギーを産生できなくなり、食欲不振、疲労、だるさなどの症状が現れる。また脳はブドウ糖をエネルギー源としているため脳や神経に障害を起こし重篤の場合、死亡することもあると。玄米が重要なビタミンB1の摂取源だった日本では、ぬかを取り除いた精白米を食べるようになった元禄時代以降、脚気にかかる人が多くなり「江戸患い」とも呼ばれたらしい。そしてこのビタミンB1の発見は1910年鈴木梅太郎博士であたこともとうに忘れていた。昨今のインスタント食品の利用増加でビタミンB1が不足し脚気に掛かるヒトが意外と多いらしいから侮るなかれ !!
11月 17
2019
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