”春すぎて夏來にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山” を詠んだ「持統天皇」新書新刊を飛ばし読みしている。大方は夫 天武天皇に寄り添い、三歩下がり、深沈大度、母の徳を体現するイメージだが、最新の研究では謀反を仕立てあげ大津皇子を排除するなど男勝りの野心家だったことが分かった。しかし律令政治を進め日本で最初の本格的な都、藤原京をつくったり薬師寺東塔や高松塚古墳の壁画など白鳳文化の立役者としての功績もまた事実。
「女性天皇」とは天皇や皇太子を父に持つ皇女が即位した天皇のことでこれまで8人10代が女性天皇だった。一方、立憲民主などが容認する「女系天皇」とは女性天皇が非皇族の男性と結婚してその子が即位した場合、その天皇は男女にかかわらず女系天皇になる。これを認めれば父方をたどると初代神武天皇へつながる「万世一系」の皇統が絶えることになる。こんな日本国を消滅させる、させたい野党政権は絶対に許してはならないとテレビ中継を見ながら改めて思った。
10月 23
2019
2019