論理国語と文学国語に分ける?

ゆとり教育とは「詰め込み主義」と言われる知識量偏重型の教育方針を正し、思考力を鍛える学習に重きを置いた経験重視型のゆとりある学校を目指した教育方針を指すが、特に2002年から2010年の8年間の指導要領は「ゆとり」を著しく進めたため学力低下が現れ2011年事実上、中止された。結果的には文科省の失敗政策の典型として「ゆとり世代」などと揶揄されるあり様だがさてまた同じ過ちを犯しそうな事態が出てきた。
2022年から摘要される高等学校学習指導要領で「国語」が「現代の国語」「言語文化」の必修科目と「論理国語」「文学国語」「国語表現」「古典探求」4選択科目に分かれる。この背景には文科大臣の諮問委員会が答申した「高校の国語教育は教材の読み取りが中心で話し合いや論述などの学習が十分にできていない」にある。しかし国語を文学的、論理的、実用的などに分類できるんだろうか。「言葉によって新たな世界観を切り開いていく”人文知 ” が軽視され衰退する」と懸念する声は多い。第二にゆとり教育にならなければいいが・・・