英国圏のラグビー

連日盛り上がるラグビーW杯、イギリスは協会単位で代表チームが作られるから、イングランド、ウェールズ、スコットランドの3つのチームが認められている。しかもアングロサクソン人、ケルト人、スコット人という民族代表でもある。だからプール別(グループ別)では同組にならない。そしてアイルランドは立派な独立国だが北アイルランドが英国に編入されているのでアイルランド国家や国旗を使わず国際イベント用に作られた「アイルランズ・コール」が歌われる。ただ分断から100年経って、南はカトリック、北はプロテスタントと宗教対立も深くなって微妙な感情のヅレも大きくなっている。
日本はその強豪アイルランドに19対12で歴史的な勝利を挙げた。アイルランド選手と監督は日本チームの勇敢な戦いに称賛を贈りつつも、オフサイド判定に3件の誤審があったと国際連盟に不満をぶつけたようだ。日本チームとて同じ条件の筈だが、会場の蒸し暑さと滑るボールは開催国特権なのかな?