高野連は第二の相撲協会

夏の高校野球が始まった。屋外に出るだけで頭がクラクラする炎天下では選手が日頃の練習成果を発揮できるとは到底思えない。やっぱり高野連と朝日新聞の旧態依然の悪弊が全ての根源だと思う。
この春、新潟県連会長が投手の「百球制限」を発表したが、すかさず高野連と朝日から横やりが入りご破算になった。また大船渡高校は最速163キロ右腕佐々木朗希投手の続投を避けて地区決勝に敗退したが、登板させなかった国保監督への朝日新聞の非難は常軌を逸した。もし百球で制限したらエース級を揃える有名校だけが優勝を独占することになり、高校野球はアッと云う間に人気低迷、衰退することが分かっているからだ。
今月号の「正論」は「食いものにされる球児」を特集。高野連が資産17億円、毎年1〜2億円の純利益を上げる欺瞞が詳しく書かれている。まるで第二の「相撲協会」のような不明朗団体なのだ。
酷暑の中で頑張る選手には申し訳ないが、とても中継を見る気にはなれない。