元通産官僚で在韓国大使館に赴任経験もある松本厚治氏、当時「反日」を目の当たりにしたことから厖大な資料を読み解き、今年２月「韓国 反日主義の起源」を上梓した。その紹介文には…
「韓国は日本統治下で誕生した。日清戦争により小中華の過去と訣別し日本とともに近代化の歩を進め、日本を範型として民族の枠組みがつくられ日本の制度文物が国の新たな伝統となった。しかし日本の敗戦ですべての価値が顚倒し戦後に降臨した世界を前に断絶と継続の相克を抱え込むことになったとき、この国が取り得る道は日本を全否定する以外になかった。やがて”反日主義”という強固な国家イデオロギーへと発展していくさまを圧巻の筆で多年にわたる考察を集大成したまさに日韓関係史の画期をなす一冊」とある。

そしてたまたま目にした著者へのインタビュー記事では…
「韓国の反日主義に歴史上最も近いものはナチ党の反ユダヤ主義だ。いち民族を総体として絶対悪視するイデオロギーが国家の正統意識と結合した時に何が起きるか、日本国民は真剣に考えなければならない。ある意味、北朝鮮より危険かも知れない」・・・これはただ事ではない。4500円の高額本ながら是非読まなければ !!