要注意 !! 入浴中の熱中症

入浴中に浴槽で体調を崩した高齢者のうち8割以上が熱中症の疑いのあることが千葉科学大などの調査で判明、これまでヒートショックの危険性が指摘されてきたが定説が覆る可能性が出てきた。
調査では入浴中に具合が悪くなった人は11%に上り、症状などから熱中症が62%、熱中症の疑いが22%だった。ヒートショックの疑いは入浴前後を合わせても7%にとどまった。体温37度の人が全身浴をした場合、湯温が41度だと33分、42度だと26分で体温が40度に達する。この結果、入浴中であっても重度の熱中症の症状が出て意識障害を生じるリスクが高まる。体温が42.5度を超えれば突然死することもあると云う。
改めて「熱中症」とは体温の上昇で体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなるなどして、めまい、頭痛などの症状を起こす。重症だと意識障害、けいれん、手足の運動障害がみられる。