NHKスポーツ記者がサニブラウンのビデオ記録を細かく分析していた。
まず100m予選はリアクションタイム0秒212で最も速い選手よりも0秒099遅れで出場選手中最も遅い。これは号砲が選手全員が静止したのが確認されて直ぐに鳴るのが原則ながら、米国より速く鳴る傾向にあることが原因だったと自ら答えている。さっそく日本の感覚に合わせる練習を始めて準決勝リアクションは0秒180、改善されたものまだ遅い。そして決勝では0秒154に改善されて10秒02を記録、あっさり優勝した。もし桐生のリアクション0秒129でいければ9秒99が出ていた筈だと・・・現在の世界記録はウサイン・ボルトが2009年に出した9秒58。それから10年経っても更新されていない。100mでスピードを上げるためにはどれだけ地面を強く蹴り速く押すことが出来るかに掛かる。近年トラック表面が硬く(高速レーン)に仕上げたり、シューズのグリップ力が強く改善されたりしているが、筋肉や関節の限界(科学的計算では9.27秒)に近づいているとも・・・
7月 04
2019
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