黒潮横断 実証実験

約3万5千年前、アフリカを旅立ったホモサピエンスはインドシナ半島を経由して台湾から世界最大の海流「黒潮」を横断して与那国島に辿り着いた。この壮大なロマンを実証する実験が国立科学博物館主導で間もなく始まる。今月25日から来月13日の間に天候や潮流の状況をみて決行すると云う。今回は能登の杉から作り上げた丸木舟(全長7.6m)を当時の石斧も復元して彫り上げ、男女5人で航行距離200キロ以上を30〜40時間掛かけて漕ぎ切る。与那国島は50キロまで近づかないと海上からは見えないから方向判断が最も難しいと。当時の人類が成し遂げた大航海が実証できたらそれは素晴らしい。